【衣縫塚古墳】 (いぬいづかこふん)大阪府藤井寺市

【衣縫塚古墳】 
古市古墳群に属する允恭陵陪塚、径約20メートルの円墳。

 

古市古墳群に属し、第十九代允恭天皇の陵とされる市ノ山古墳の前方部東側にあり、宮内庁によって「允恭天皇陵ろ号陪冢」に治定されている、径約20メートルの円墳。他に市ノ山古墳の陪塚としては、宮の南塚古墳がある。円筒埴輪や、形象埴輪(家、人物、太刀などが出土している。5世紀後半の築造とみられる。

 

平安時代の初めに衣縫塚古墳周辺にいた、衣縫造金繼(きぬぬいのみやつこかねつぐ)の娘はたいそう親孝行で、両親が亡くなった後も嫁がずに墓守をした。現在、潮音寺にある衣縫孝女碑は、もともとこの墳頂部にあったといわれており、そのため「衣縫塚」と呼ばれるようになった、という。

所在地:大阪府藤井寺市国府1丁目

 

 

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